ぶていのログでぶログ

思い出したが吉日

自作キーボードのErgoDashを使い始めて1ヶ月が経った

10月末にErgoDashをポチり、11月頭に組み立てそこから使い始めている。 今までは魔改造されたHelixを使っていたのだけど、私の使い方ではもうちょっとキーが多く欲しかったのと、親指キーが気になったのでErgoDashを使い始めた。 なお、諸事情によりLEDは搭載していないので光らない*1

アクリルケースの変更

もともと、Boothで販売されているキットでは、親指キーの最外のキーは折って使う想定になっているらしくアクリルパネルがそこまで届いていなかった。 貧乏性な私は全キー使いたかったのでアクリルパネルをどうするか考えていたのだが、なんとErgoDashのリポジトリに期待したアクリルパネルがあったのでこれを利用させていただいた。

github.com

このデータをそのまま使って発注してもよかったのだが、ここでも貧乏性が発動し必要な部分だけ切り出し、新たに図面を起こして遊舎工房さんに依頼を行った。 …のだが、私がものすごくテキトーに図面を作ったため、本来のサイズよりかなり小さな図面で送ってしまっていた orz そのことに気がついた遊舎工房さんにそのことをご連絡いただき、そして、わざわざ正しい図面を引き直していただき、カットしていただいたのであった 🙇 感謝感激雨あられでございます 🙇🙇🙇🙇🙇🙇🙇🙇🙇 みんなもアクリルカットは遊舎工房さんに依頼するんだぞ!!!*2

そんなこんなで無事に全キーが使えるようになったのであった。

Hotlite Socketes

今回作成したErgoDashのこだわりポイントはHoltite Sockets*3を使って組み立てたところ!

ハンダ付けが少しめんどくさかったが*4、ハンダゴテの温度を少し高めにしたら結構うまくいった。 また、私が使ったソケットが少し長くProMicroと干渉してしまい、正しくProMicroを接続できないという問題が発生した。 仕方ないので、ソケットを少しきることで解決した*5

紫軸(一部赤軸)

キースイッチは紫軸を使うことにした。 これは同僚の紫軸プッシュがあったのも要因ではあるが、実際キータッチが好みだったのがデカイ。 ただ、少し硬めでどうしても小指でキーをおさえていると疲れてしまうので、小指部分だけは赤軸にした。 赤軸だけど、なぜか無駄に静音赤軸にしてしまったので、紫軸と打ち心地全然違うので、人によって気持ち悪っ!てなるかもしれないw

キーキャップ

私はJIS配列で使いたかったので、それにあったキーキャップを選んだ。 ちょうどFilcoから出ているMajestouch用のキーキャップを利用することにした。 JIS配列かななしと英字配列刻印なしを混ぜて使っている。

触り心地や見た目はかなり気に入っているのだが、Majestouch用に設計されているためそのままErgoDashにはめると背の高さがあわずでこぼこになってしまうのがちょっとつらい・・・(ちゃんと吟味すれば高さはあうかもしれない)

キーマップ

前述の通りJIS配列が好きなのでそのとおり配置した。 特に特殊なことはしていないので、詳細はソースを見てほしい*6

ErgoDash用のキーマップを作る by buty4649 · Pull Request #6 · buty4649/qmk_firmware · GitHub

おわりに

期待したとおりで、親指スイッチやキーの多さがとても気に入っている。 自作キーボードで親指キーやスイッチの多さに魅力を感じる人には是非オススメしたい。

これは余談なのだが魔改造HelixよろしくErgoDashの魔改造も考えたのだがいろいろ問題があり断念している。。*7 トラックポイントの代わりになるいい感じのポイティングデバイスがないか画策中である。

*1:パーツを用意するのがめんどくさかったというわけではない。これだけは真実を伝えたかった

*2:露骨なごますり

*3:参考: http://riv-mk.hateblo.jp/entry/holtite_sockets

*4:キースイッチにソケットをはめてPCBに刺して半田…みたいな田植え作業をしていた。作業中は聖騎士ダンバインを流し見していたので捗った。ダンバインは面白いのでおススメ

*5:ソケットが潰れて使い物にならなくなることを恐れたが案外なんとかなった

*6:手抜き

*7:当初トラックポイントをつけるためにLED用のピンを使うことを考えていた

デュアルキーボードを始めた

周りでセパレート型のキーボードがこっそり流行り始めたので、波にのるべくデュアルキーボードで擬似セパレートキーボードを始めた。

とりあえずわかったことは、ブラインドタッチが下手だということ。 擬似セパレートにしたことで、ホームポジションから正しい指でキータイプしないと意図した入力ができない…。 いつもは無意識にオレオレタイピングだったんだろうなぁっと。

セパレートにしたことで、肩幅が広がって猫背が矯正される、らしい。 が、あまり視力がよくなく前屈みになってしまって意味ねーなー感。。

1週間試してみて、良さそうなら左側も有線モデルに買い替えよう。 電池切れで左側だけ使えないのは悲しすぎるので…

iPhone5とSoundBlaster E5で192KHz/24bit な環境を作る 発動編

すごく前に書いた記事なのだけど、接触編を書き上げてその後発動編の途中まで書いて運用の手間により飽きてしまい、この記事は下書きのまま放置されていました。。

去年の5月にSoundblasterE5のアップデートが提供され、iPhone直結でもハイレゾ再生ができるようになり、また、私もiPhone5 32GBからiPhoneSE 64GBになり空き容量が増えたのでまた最近使い出しました。

直結でハイレゾ再生できるとは言え、以下のように接続をすると、SoundBlasterE5の最大スペックである192kHz/24bitで再生できるようになる(直結だと96kHz/24bit)ので、フルスペックで使いたいという人のために公開しておきます。


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iPhone5とSoundBlaster E5で192KHz/24bit な環境を作る 接触編

ハイレゾ音源を聴いてみたい! ってことで、SoundBlaste E5を買ってしまった。 http://jp.creative.com/p/sound-blaster/sound-blaster-e5

いわゆるDAC内蔵ポタアン。 これを選んだ理由は 全部入りだから。 USB-DACとしても使えるのでポタアンに飽きたらPCに刺して使えばいい。 また、Bluetooth内蔵なので無線で接続も出来てしまう。 全部入りで実売が2.2万ならありかなぁっと思ったのであった。

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OpenMicroServer用カスタムファームウェア作った

今まで、ルータ代わりに使ってきたOpenMicroServerをYamahaのRTX810にリプレイスしたので、これをそのままコンソールサーバ兼その他もろもろサーバにコンバートしてみた。

ぷらっとホーム提供のファームウェアはかなり貧弱でそのまま使うには物足りなすぎるのだが、今まで定期的にファームウェアのアップデートがありその度に作成し直すのが億劫だったので放置してたのだが、2013年2月に晴れて(?)公式サポートが打ち切られファームウェアのアップデートがなくなったのでカスタムしてみた。

公式(0.4-20130207)からの変更点

  • telnetd,ftpd削除してsshd導入
    • ssh、sftpを使うので削除!ってか、今どきsshすらないとかどうよ
  • ↑にともなってinetd削除
    • telnetd,ftpd以外に使い道ないしなぁ
  • GNU screen追加(git最新バージョン)
    • コンソールサーバにするには必須。だけど、今はtmux使ってるのでそのうち入れ替える予定w(何のために入れたし
  • ping,tracerouteにsuid追加
    • 一般ユーザでpingも打てないこんなディストリじゃ…
  • termcap廃止
    • terminfoでいいじゃん(bash,ftp,resizeをlibtermcap→ncursesに変更)
  • viをbusybox内蔵コマンドへ変更
    • TERM=screenで使うとおかしくなるので

Download

rev.20140209 MD5:3baf6976bd8024972bd9a21df1242ec5 *oms400.flashimg.20140209

ToDo

  • GNU screen → tmuxへ変更
    • なる早で実現したい
  • 各ソフトウェアのアップデート
    • バージョンが古く、特にOpenSSL,OpenSSHあたりが脆弱性もちの可能性(開発環境のファイルをアップデートするのがすごく手間…)
  • watchとか各種便利ツール追加
    • 扱いやすさ優先

参考

USBワットチェッカーを買って自鯖の電気代を可視化してみた

f:id:buty4649:20131204211645p:plain

サンワサプライから発売されているUSBワットチェッカーを買ってみた! Amazonで半額くらいで買えたのでついポチってしまったw

TAP-TST10【ワットモニターUSB】5種類の計測ができ、USB接続でパソコンでも計測データを確認可能なワットモニター。 - サンワサプライ株式会社

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RaspberryPiにMathematicaをインストールする

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Raspberry PiにMathematicaが無料で提供されるようになったのでインストールしてみた。

RasberryPi、数式処理ソフト「Mathematica」を同梱。個人利用は無料 -INTERNET Watch The Wolfram Language and Mathematica on Raspberry Pi, for free | Raspberry Pi Wolfram + Raspberry Pi Project: A Wolfram Engine on Every Raspberry Pi

※ Raspbianにしか提供していない?ため、他のOSではインストールできないかも。

1. リポジトリの設定

Raspberry Piの公式リポジトリ(archive.raspberrypi.org)にも登録されているが、帯域が狭いのかダウンロードにとても時間がかかるので、Wolframのリポジトリからダウンロードした方が速い。

$ cat /etc/apt/sources.list.d/wolfram.list
# Wolfram Research, Inc. APT Repository (for WolframEngine)

deb http://repository.wolfram.com/raspbian/ stable non-free

このままapt-updateを行うとGPGの検証エラーになるので、GPGキーをインポートする。

$ curl http://repository.wolfram.com/raspbian/raspbian@wolfram.com.gpg.pub-key | sudo apt-key add -

2. インストール

リポジトリを設定したら公式ブログに書いてあるとおりapt-get update && apt-get installすればおk。

$ sudo apt-get update && sudo apt-get install wolfram-engine

3.起動

起動するにはCLIならmathematicaコマンドを実行する、もしくはGUIなら教育(Education)メニューから起動する。*1

そうすると冒頭の画像のような画面が出てくるはず。

起動オプションに関してはWolframのページに色々と載っているのでそちらを参照。

Mathematica セッション—Wolfram Mathematica 9 ドキュメント

mathematicaコマンドの代わりにwolframコマンドで起動すると、フロントエンドなしのCLIモードで動くみたい。 これでどれほどの人が恩恵を受けるかはわからないが…

4. 感想

すっごく重いです。。

それもそのはずで、冒頭の画像ではリモートのWindowsPCのCygwin/Xに飛ばして使っていたためで、レスポンスが非常に悪くなるのは当たり前。。。 ちゃんと使うならGUIを起動してあげた方がいいのかもしれない。

とは言うものの、使い方知らない上に使い道がないため完全に宝の持ち腐れであるw

*1:GUIは使ってないので間違ってるかも