2024-01-01から1年間の記事一覧
BIRDとNDPを使ってBGP Unnumbered構成を行うためにndppというのを作った。 作ったと書いたが実は5月くらいにはできていて、いまさらブログで書いている…。 github.com 動機 GoBGP*1とFRRouting*2ではBGP Unnumberedがサポートされているようなのだが、BIRDで…
rfコマンドv1.23.0をリリースしたで書いた通りmruby-rapidyamlを作ったのでそれの紹介記事。 github.com rapidyamlとは? github.com rapidyaml(またはryml)は名前のとおり高速性を謳ったYAMLパーサーである。 rapidyamlのREADMEにはyaml-cppとの速度比較が…
前回の記事はこちら。 前回に続いてついにYAMLの色つけ出力に対応した!やったぜ。 また、JSONの色つけ出力も改善し、階層ごとにObject(HASH)のキーの色を変えるようにした。 これで視認性が上がるはず。 以下、変更点の詳細 Features Fix CI error on maco…
前回の記事はこちら。 前回のアップデートからrfコマンドはv1.21.0からv1.22.0に、mruby-yyjsonはv1.2.0からv1.5.0になった。 このアップデートで念願のjson出力時の色付けに対応した!やったぜ! jsonの色付け対応に併せてminify(-mオプション)にも対応して…
mruby-yyjsonのテストコードを書くために、一部stubしたい部分ができた。 mruby-mtestにはstubする機能なく、mgem-listにもなさそうなので作った。 作ったと言ってもほとんどminitestのポーティングみたいな感じでスッと作れてよかった。 使い方 mrgem.rake…
GNU awk(以下awk)のDynamic Extension機能を使って、awkの内部でmrubyを実行できるようにしてみた! 上記の画像のように、mruby.soをローカルにダウンロードし、-l./mruby.soオプションを付与するとmruby_eval関数が使えるようになる。 mruby.soはリポジトリ…
前回の記事はこちら。 先日リリースしたmruby-yyjsonにいくつか機能追加と不具合の修正したv1.2.0をリリースした。 それに伴ってrfで利用しているmruby-yyjsonのバージョンも上げ、v1.21.0にした。 Features Update mruby-yyjson by @buty4649 in https://g…
前回の更新はこちら。 昨日の記事で書いたmruby-yysjonを早速組み込んだのと、ちょっとした不具合の修正をした。 前回からの記事の変更点 Use mruby-yyjson instead of mruby-json by @buty4649 in https://github.com/buty4649/rf/pull/205 fix: bug: file …
前記事に続いてmrubyネタ yyjsonという高速でC言語から扱えるJSONライブラリがある。 github.com mattn.kaoriya.net これをmrubyから使えるようにしたmruby-yyjsonを作った github.com きっかけ rfではmruby-jsonを使っている。 mruby-jsonの処理速度に不満…
github.com かなりニッチだが、使用しているmrubyのコミットIDを示すグローバル定数としてMRUBY_COMMIT_IDとMRUBY_COMMIT_ID_SHORTを追加するmruby-commit-idを作った。 mrubyは日々開発が進められていてmruby-3.3.0の頃と今のmasterではbug fixされていたり…
久しぶりの更新。前回の更新はこちら。 今回のアップデートは機能の追加とかではなくmrubyのアップデートのみ。 mrubyで以下のPRがマージされたのでアップデートしたという感じ。 Fixed Binding#eval that failed to assign to the same variable by dearblu…
NGINXを使って運用しているWebサーバで、設定を変更したあとに動作検証として curl --resolve example.com:80:127.0.0.1 http://example.com みたいにlocalhostへのリクエストを行ったら、意図しない挙動をしてハマったのでメモ。 タイトル通りなのだけど、 …
[!CAUTION] Ubuntu 24.04.1がリリースされて1ヶ月経ったのでこの記事で紹介しているmeta-releaseは削除しました。 Ubuntu 24.04 LTSリリースめでたい discourse.ubuntu.com gihyo.jp 早速Ubuntu 22.04からdo-release-upgradeして24.04にしようとしたら新し…
今月のニッチネタ。 タイトルの通り手元のWSLからリモートのLXDのデスクトップの画面を表示したい。 LXDというのはCanonical社が出しているコンテナと仮想マシンを管理するソフトウェアである。 lxd-ja.readthedocs.io 結論から書くと * sshするユーザをlxd…
GitHubに追加された警告記法が便利だったので実装してみた。 ↓こんな感じ > [!NOTE] > Highlights information that users should take into account, even when skimming. --- > [!TIP] > Optional information to help a user be more successful. --- > […
[!IMPORTANT] この記事を執筆時点での情報です。正式リリース後のLTSバージョンでは修正されているかもしれません。 Ubuntu 24.04(beta)が降ってきたので早速手元のWSL環境をアップデートした。 $ lsb_release -a No LSB modules are available. Distributor…
Network Namespace(netns)を使ってネットワークを構築する必要がでてきた。 しかし、色々調べているとnetnsを使ってネットワークを構築するにはシェルスクリプトを使うしかなくてだる~っとなっていた。 さすがにそれは可搬性が低いので、他のツールはないか…
自宅サーバを運用していると突発的なリブートや設定ミスによるアクセス不能などなどが起こり、そのたびにリモートKVMが欲しくなる…。 しかし、リモートKVMは主にエンタープライズ向けで対応した筐体や装置が高額でなかなか手が出づらい…。 そこでどこのご家…
結論: バグっぽくissueが立っている。 github.com この問題を修正したPRはすでにマージされているが、修正されたイメージは降ってきていないので、今すぐ解決したい場合はv3.27.0のイメージを使うとよい。 --- a/k8s/system/network/calico.yaml +++ b/k8s/s…
私は普段VSCodeを使っていて、拡張機能としてvscode-nvimを使っていて、そしてこの拡張の設定でnvimはWSL上で実行するようにしている。 この設定にしてほとんど困ることはないのだが、唯一困るのがクリップボードが使えないことである。 理由は簡単でnvimがW…
前回の更新はこちら。 あまり更新内容はないけど、細かくバージョンアップしていくポリシーなので気にしない。 What's Changed Features Update text filter to join array with spaces instead of newlines by @buty4649 in https://github.com/buty4649/r…
前回の更新はこちら。 rfコマンドのv1.17.0をリリースした。リリースしたのは1月の末なのだが、私が新型コロナウィルスに罹患してダウンしていたのでブログの更新が遅れた…。健康第一 Features Remove BufferedIO due to performance issues, introduce new…
github.com タイトル通り。 私の使っているUbuntu23.10 on WSLでは、WSLカーネルの 5.15.123.1-microsoft-standard-WSL2 なlinux-toolsパッケージがなくperfコマンドが使えなくて不便だったので、perfコマンドだけを収録したdebパッケージを作った。 一応手…
前回の更新記事はこちら。 rfコマンドv1.16.0をリリースした。主にbug fix github.com Features Remove bug fix code by @buty4649 in https://github.com/buty4649/rf/pull/149 Fix issue where tab was incorrectly matching as binary file by @buty4649…
新年一発目の更新。 年末に駆け込みでv1.14.0を出したので、前回ブログで書いたv1.13.0から2つアップデートした。 Features v1.14.0 Add changes for suppressing output when binary output is encountered by @buty4649 in https://github.com/buty4649/r…
1月ももう半分過ぎてしまったが、2023年の振り返りと2024年の抱負を書く。 2023年の記事はこちら。 2023年の振り返り 2023年に掲げた抱負は以下の通り。 技術的な内容のブログ記事を毎月3本以上書く 毎月1冊以上の技術書または同等の本を読み感想をブログに…