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思い出したが吉日

Ubuntu 22.04でIntel E810 NICを使ってbondingデバイスを設定するとブート時にハングアップする

久しぶりにめちゃくちゃハマった…。 Intel E810 NICを搭載したベアメタルサーバーにUbuntu 22.04をインストールし、Intel E810 NICのポートを使ってbondingデバイス*1を設定しOSを再起動するとブート時にハングアップする。 私の環境では、netplan applyでbondingデバイスを設定してもカーネルプロセスがハングアップするのを確認した。

この件については以下にバグレポートが上がっている。

launchpad上ではjammy(Ubuntu 22.04)はFix commitedになっているが、私が試した2023/05/10時点では直っていない。

2023/05/17追記: linux-image-5.15.0-72-genericがリリースされ本事象が解決されていることを確認した。 https://launchpad.net/ubuntu/+source/linux/5.15.0-72.79

ワークアラウンド

以下の2つがある。

1.Ubuntu 22.04以外を使う

Ubuntu 20.04では再現しないことを確認している。 また、22.04以降で使われているカーネルでは直っている?らしいが私は未確認である。

2. iceドライバを更新する

Intelが公開しているiceドライバをインストールすると解決する。 記事公開時点で最新バージョンである1.11.14で解決したことを手元の環境で確認している。

2023/05/11 追記:

iceドライバをDKMS対応した。

tech.buty4649.net

*1:802.3adモードで確認している。これ以外のモードでも再現するかは検証していない。